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リノベーションの醍醐味

和歌山市内にて計画を進めております戸建てリノベーションの工事が始まりました。 現況は木造2階建の家屋の北側に鉄骨造2階建が増築されていて、そちらに新たに水廻りや納戸、そして書道教室等が設けられていて、室内へ入ると外観以上に複雑な間取り構成でワクワクしたのを思い出します。

■現況の様子

今回の計画では、構造的に傷みのあった木造部分を解体する事で広々とした庭を作りながら、鉄骨造2階建部分に新たに住まいを設けるという、一見大胆ですが理にかなった内容です。

■解体後の様子


■広々とした庭



加えて面白い点は、階高のある1階の約半分が納戸として半階を設けられていたので、間仕切りを撤去しスケルトンにするとスキップフロアがある立体的な空間があらわれました。


そこで計画では、鉄骨階段の一部を撤去し、スキップフロア側へ地上階から容易な動線となるように幅広の階段を架け直す事で、一筆書きのように空間を繋げていきます。




■室内から庭を望む




■立体的な室内


ある種の必然性や合理性を積み重ねながら、そこにアイデアを加えた結果、「ストックを活かした個性ある空間」となるのはリノベーションの醍醐味ですね。


私もワクワクしながら工事監理を進めております。

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