​木ノ本の家

種別/リノベーション

所在地/和歌山県和歌山市

構造/木造2階建 

延床面積/104.27㎡

竣工年/2020年

Photo/Koki Matsumoto

​この場所を住み継ぐために

親戚の大工さんに建ててもらい家族の器として愛着を持って住んできたこの建物を、ずっと住み続けたい。ただ、長い将来を考えると平屋のように暮らすことはできないだろうか。

 

この場所で丁寧な暮らしを営んでこられたご夫婦が、先を見据えて木造2階建ての1階のみでも心地よい暮らしができるように改修しました。併せて、和歌山市の補助を受けた耐震補強工事、そして断熱改修を行っております。

 

ただ、1階のみで暮らすとなると、限られたスペースの中で収納も確保しながらどうすれば快適に暮らすことができるかがポイントとなりました。そこで、それぞれの用途に合わせた「適した密度」を意識し、少しの段差を敢えて設けながら、限られた空間に広がりを感じるよう工夫を凝らしています。

 

結果、以前は細かく間仕切られていたため暗い印象だった室内が、和の設えを備えた緩やかに繋がる空間になることで、柔らかな光が差し込む明るい住まいとなりました。

​外壁は日本の伝統色を参考に別注色にて塗装。

ポーチ、門扉、玄関の3枚引戸も新たに設けている。

​玄関スペースには腰を掛けて靴が履けるよう無垢板でベンチを設けている。​

​左に進むとLDK、右に進むと水回り、そして2階への階段と続く。

ガラスを入れた框戸、と上部のFIXガラスから玄関へ室内の光が差し込む。

玄関、キッチン、ダイニングスペースの天井材は、小幅板状に加工がされた桧板。

幅を細かくすることで、視覚的な広がりを意識している。​

元々、和室だったスペースに対面キッチンを計画。

​バックカウンターも無垢板で製作している。

キッチンからリビングを見る。

テラス窓にはカーテンの代わりに引き込み格子戸を設け、光を調整する。​

​室内はそれぞれの開口部から印象の異なる光が差し込む。​床材は足触りが良くて、傷にも強い樺の無垢板を採用。

リビングと小上がりの和室の天井は1階梁天端に合わせて高くすることで、広がりをもたらしている。

又、小上がり和室には格子パーティションを設けて緩やかに空間を分節し、壁面収納はすべての空間が使えるよう天袋を設けている。

小上がりの和室は腰を掛けながら上がることができ、下部には収納を計画。又、コーナー部分には階段も併せて計画した。

開口部は隣家に配慮した内障子から、柔らかな光が差し込む。

​格子戸を引き込むと、屋外に設けたウッドデッキと室内がつながる。

​小上がりからリビングを見る。

日向ぼっこが気持ちいいウッドデッキ。

視線の高さが変わることで室内の印象も変化する。

和の​設えに合わせた水回りスペース。

トイレの腰タイルは既存のものをグレーに塗装。

​上部の漆喰左官はベージュ色にてDIY仕上げ。お孫さんのサイン入り◎

BEFORE 

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