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清水の家
種別/リノベーション
所在地/和歌山県岩出市
構造/木造平屋建
延床面積/84.32㎡
竣工年/2017年
Photo/Koki Matsumoto
街を継ぐ
良質なストックを探し出し、リノベーションを行った上で新たな住まい手に届ける再生事業です。
選定したのは紀ノ川沿いの瓦屋根と木格子が連続する街並みにひっそりと佇む平屋建。
リノベーションでは、既存建物の良さを活かしつつ、木格子や大谷石など街並みを構成する要素を室内に取り込む事で、街の良さも引き継いだ“上質な暮らし”をイメージしました。
街並と連続するように玄関扉、面格子を縦格子で揃えた外観。
玄関スペースの床は、左官壁に合わせて調色した墨入りモルタル仕上げ。靴箱は再利用。
写真右側のリビングへの建具、引手についても縦格子のデザインで統一。
二間続きの和室を間仕切り個室として計画。
間仕切る際、完全に塞ぐのでは無く、欄間部分に回転窓を設けることで、リビングからの視線を遮りながら光と風が通り抜ける。
庭と繫がるリビングスペース。
床の段差を無くし、開口幅の大きな窓に入替えることで実現した。
リビングの奥には大谷石で仕上げたキッチン。構造上重要な独立柱は新たな柱に差し替えている。
庭との繫がり、勾配天井を意識した配灯として、庭に並行して天井側面に間接照明を計画。
リビングの延長上に設けたウッドデッキの先には広々とした庭。
そして、ウッドデッキの先、建物近くには紀ノ川と山々の雄大な景色が広がる。
BEFORE
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