プロであるということ
4月13日
読了時間: 2分
更新日:4月14日
有事の際に集落の方々含めて、自由に使える井戸があったら。
クライアントの公共に資する希望が叶えられるよう、様々調整していたのですが難しいことが判明しました。
川岸の立地のため、例え水が出にくい土地でも深井戸なら可能だろうと皆が考えていたのですが、
業者さん(白浜試錐さん)から水量に期待ができないとあらゆる観点から説明頂きました。


写真は反射実体鏡(二枚の写真を立体的に見せる魔法のような道具)を使い、
土地を立体的に見ることで、地形学的な根拠から丁寧に説明頂いた様子です。
他、専門家ならではの調査に基づいた意見に皆が納得した訳なんです。
でも、よくよく考えると掘ってみないと分からないという点は少なからずありますので、
「とりあえず掘ってみましょうか?」と仕事に繋げることももちろんできるんですよね。
そうしなかったのは、おそらく期待に応えたいという気持ちよりも、
「根拠のない期待を持たせて、クライアントの資本を無駄にさせてはいけない」
というプロとしての責任感が勝ったのだと思います。
それこそが、相手の未来を守るプロの仕事なのだと痛感しました。
私たち設計の仕事も同じです。
「できますよ」と言うのは簡単ですが、その言葉の裏にどれだけの責任を持てるか。
今回の件で、井戸を掘ることは叶わなかったですが、
クライアントは別の形での地域貢献へと、迷いなく舵を切ることができました。
そこには確かな「信頼」という基盤が築かれたと感じましたし、
この現場の空気感を忘れないようにしたいと感じた一日でした。



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