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表層に惑わされないように

提案や工事着工が重なると滞りがち。

そんな事情が反映されます本ブログですが、長い目でお付き合い下されば幸いです。

さて先日は、いつもお世話になっております構造設計者の方、そして、大工さんと紀の川市で計画中の住まいの現地調査に伺いました。こちらの住まいの大きな特徴としては、古民家の既存棟に対して、敷地高低差を活かしながら中庭をつくるように増築棟が計画され、その中庭が隣接するみかん畑に開けているという点です。



写真左側が既存棟、渡り廊下を含めた増築棟が中庭を囲む


敷地にはみかん畑が隣接する



築年数の異なるそれぞれの棟の特徴、そして中庭を活かした魅力的なプランを実現すべく複雑な構造形式を解明するため、部分解体を行いながらの調査となりました。

床下、基礎、部材の腐食具合、構造の軸組、構造金物有無、など調査内容は多岐にわたります。





又、一見問題が無いように見えても既存棟との接続部分では、雨漏りがあっためか壁の中に壁、そしてもうひとつ壁があるという状態で、これまでのリフォームが問題を隠すように重ねて行われている事が分かります。

そのため、表層的なものにとらわれずに問題の根本的な解決をどのように行うべきか、作り手とともに知恵を出し合いながら調査を進めます。

大変なことですが、長く住み継がれる住まいに生まれ変わるためには欠かせないことだと考えております。