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着工式を迎えて

設計を進めておりました古民家リノベーション計画にて、先週末に着工式が執り行われました。

台風が心配されましたが、紀南の方は幸い影響がほとんどなく、お天気も持ち直しました。


「荒天は厄払いという意味では大変良いんですよ」


と宮司さんからも太鼓判を頂きました。



改修の場合では、このような機会は私共も経験が少ないのですが、式は新築の地鎮祭と

同様の形式にて室内で行われます。


そのため、地鎮の儀は省略されるのですが、

各部屋を巡ってお祓いする所が改修ならでは。



いつもは雨戸を閉め切っていたため、

屋内から伺い知れなかった中庭がちらり。


雨露の影響も相まって神秘的な印象でした。



最初にご相談いただいてから1年と少し。


計画をじっくり進めてきた過程を思い返しながら、

ご家族の思い出が詰まった大切な場所を手掛けさせていただく事に、

改めて身が引き締まる思いです。

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