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2020.04.23 | BLOG | 抑え込まれた高さの美

2019.12.28 | WORKS | 南中の古民家を追加しました

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2020.04.23 | 抑えこまれた高さの美

紀の川市貴志川町の築100年を超える古民家の現地調査へ伺いました。

広々とした敷地に加えて、貴志川方向への眺望が良い少し高台に立地します。

建物は、琉球古民家に似た軒下空間があることで夏の気候に配慮した造りとなっており、全体的にも高さをぐっと抑えているため“控えめな佇まい”が魅力的です。

 

内部はこれまでの改修履歴が散見され、それらを参考としながらも惑わされないように、時を遡り竣工時からの履歴をたどるよう心掛けています。

自然と“懐かしさ”を感じ、心が落ち着く。

そんな素敵な古民家での新たな暮らしについて、頭の中でぐるぐると妄想が進行中です。

 

“都市と地方の良い取り”を目指し、地方を拠点に設計事務所を始めて、この4月で7年目を迎える事が出来ました。これまで支えてくれた家族、クライアント、工務店、関係者の皆様方には大変ご協力頂き、本当にありがとうございます。

最初は小さなプロジェクトから始まりましたが、今では近畿地方の方々から、様々なお声掛けを頂いております。

 

しかしながら、新型コロナウィルスの蔓延、緊急事態宣言の発令に際しまして、都市間移動を自粛するべく、解除までの間は、和歌山県外の新規ご相談については、メールもしくはWEB会議ツールにて対応させて頂きます。

幸いにも現在の所、和歌山県外での工事進捗は無く、打ち合わせ進捗中の方には個別にご連絡させて頂きます。

大変な事態となりましたが、なるべく外出を控えると共に、現場に赴く際には、和歌山らしい明るい情報をお伝えできればと思っております。

写真は、今月中旬に地鎮祭を行う予定の敷地にあります、手押しポンプとミカンの木。

「このポンプとミカンはそのままに」とのご要望を元に新築計画を進めたお住まいですが、日常の有難さとは、実は身近なところにあるのかもしれません。

 

そして、竣工を迎える頃には、当然収束している事を願ってやみません。

2020.03.15 | 粋な暮らしとは

海南市で工事が進捗中の住まいでは、耐震補強工事を経て大工工事も終盤に差し掛かってきました。

立派な太鼓梁が交差する空間は圧巻で、ずっと眺めていても飽きません。

​又、現場には杉の一枚板が多数あり、それぞれに登場機会を伺っています。

そして、自然の造形に合わせるよう、施主様は信楽までお気に入りの洗面器を探しに向かわれました。

信楽焼には土地で採取される粘土の中に石英と長石が含まれていて、焼くとガラス質に変化することで表面に蟹の目のような表情や自然釉が生まれ、一つ一つの表情が異なります。

確かにじっと眺めていても飽きないし、、、なるほど建築も同じなんですね。

 

言語化は苦手ですが、「意識と無意識」、「計画と自然」の間にあること、

粋というのはそういう事なのかもしれません。

2020.03.09 | 適材適所な計画を

紀の川市にて工事が進捗中の住まいながらの古民家改修。

古民家において一般的な田の字型プランの場合、南側に仏間、続き間、縁側があるため、そちらを保ちながらという場合、北側にリビングを設けている住まいを良く見かけます。

こちらの施主様も同じようなご希望でしたが、北側に増築棟が迫っているという条件も重なり、如何に採光を取るかという事が課題となりました。

そこで、天井裏の“つし”(小屋裏スペース)がある水平な天井との境目となる下屋スペースに天窓を設けました。

壁面窓の3倍の採光効果を実感すると共に、空を眺めながらの暮らしは羨ましい限りです。

年度末期限の役所による耐震補強検査も迫っており、工事は慌ただしいながらも順調に進んでおります。

2020.01.09 | 新年は現場から

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年は大小様々なプロジェクトが竣工し、ものづくりを通じて多くの出会いを頂き、そして、個人的には新しい家族を迎え、色々な面でステップアップとなる年でもありました。

本年も、引き続き“暮らし”に真摯に向き合い、“着眼大局着手小局”を意識しながら、更なる挑戦を重ねていきたいと思います。

 

そして早速ですが、年初より計画を進めておりました2案件の工事が始まりました。

​■海南市の民家にて、内部解体の様子

​■紀の川市の古民家にて、葺替えのための瓦撤去の様子

解体工事を進めるとやはり想定外の事や新たな気づきがあり、そこが面白い所でもあります。

そういった時こそ、厳しくも楽しい日々の経験を大切に、柔軟な思考や発想を積み重ねていきながら、“古くて新しいデザイン”を生み出せるよう精進していきたいと思います。

2019.12.25 | 師走といえば現地調査

「そういえば昨年は雪がチラついてましたね」などと会話しながら、昨年と同時期に現地調査を行いました。

一軒目は和歌山市の古民家。

調査は屋根や床下、そして各部材の寸法まで多岐に渡り、その痕跡から当時の職方の意図を解釈しながら進めていきます。

内部には人が立てる程の厨子(小屋裏収納)があり、立体的な住まいづくりが出来るのではと思案中です。

 

二軒目は紀の川市の民家。

昭和中頃に入ってきますと布基礎が登場し、その上に民家が建てられるようになっています。

ただ、この頃の建物は構法が確立されるまでの過渡期にあたるため、基礎との緊結金物など補強計画が必要となります。

装飾瓦や15m以上ある一本ものの軒桁、3m以上の天井高の和室は圧巻でした。

共に耐震補強を行いながらの計画のため、間取りだけでなく総合的な判断が必要となり、

じっくり腰を据えて取り組みたいと思います。

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