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2019.05.24 |地域に溶け込むように

田辺市近露の古民家リノベーションが竣工しました。

当社が手掛ける改修の中では比較的築浅だったこともあり、梁を白木の状態に、床材や建具を檜材で統一、そして建具からの間接光によって北側ですが明るいダイニングキッチンを実現しました。

又、多くは既存の状態を活かしながらでしたので、木部は無塗装とすることで数年後には徐々に飴色になり、新旧の境界が混ざり合うことを意図しています。

大阪から移住されるご夫婦が地域に溶け込む中で住まいも成熟していく。

そんな姿を思い描いています。

2019.05.21 |プロフェッショナルな頂きもの

先日、雑多な会話の中でNHKのプロフェッショナル仕事の流儀にて取り上げられていた、

放浪の菓子職人さんの話に感動しましたとお話した所、わざわざ教えを請われた老舗和菓子屋さんへ足を運んで頂き、そしてお菓子を頂きました。

その方はあんこの炊き方を教え数多くのお店を再生へと導かれていて、本当は名声を得るべき方なのに自分の店はあえて持たず常に謙虚な姿勢でお菓子づくりに取り組まれています。

一つの小さなお菓子の背景にも、実に多くの物語があり、その重みを感じさせない軽くてほんのり甘いあんこは大変美味でした。そして、ものづくりという観点でも大変刺激を受けました。

 

又、今回に関わらず、多くの方々よりいつもお気遣い頂き本当にありがとうございます。

2019.04.06 |熊野古道沿いの古民家改修

熊野三山への参詣道の中でも宿場町として栄えた近露。

その古道沿いにある古民家改修を手掛けております。

現場の方は大工工事が進んでおり、先日の寒の戻りの際にも雪がちらつく程のため、間取り変更と共に十分は断熱改修を行っている所です。

近くには熊野古道なかへち美術館や古民家を改修したカフェ等があり、ちょうど樹齢290年といわれる野永瀬家のシダレザクラが見頃でした。

又、近年では日本人だけでなく欧米からの旅行者も多く見られ、魅力的なエリアとなっています。

ただ、灯台下暗しと言いますか、私はまだ熊野古道を踏破できておりませんので、今年こそは是非チャレンジできればと(毎年)思っております。

2019.03.18 |DIY<巣作り

奈良市法蓮町で進めております戸建てリノベーションは、4月上旬の引渡しに向けて仕上げ工事の段階へ。

今回の特徴は、できる事は自分たちでやろう!と、言わば巣作りのような感覚で進めていることです。

写真は再利用した無垢フローリングを改めて貼った上で、汚れた表面を削る作業を行っている所、そして、3世代での漆喰左官作業の様子です。

床材は無垢材ならではの良さを活かし、積年の汚れや落書き等も綺麗に取れ、綺麗にパーケットが蘇りました。

左官作業もはじめこそおぼつかないですが、終盤には手さばきも上々に。

(ただ、慣れた頃に終わってしまうのが少々残念なのですが。)

 

地道な作業、そして慣れないことをすると次の日には筋肉痛になったり何かと大変なのですが、自分で作ったという経験が住まいへの愛着へと繫がればいいなと思っています。

2019.02.15 |物への愛着

思い出の詰まった大切な物や、ずっと持っていてなぜか捨てられない物。

それら物に対する愛着は、決して高額だからとかではない、貨幣価値とは異なる自分自身の尺度なのだと思います。

こちらは先日お伺いさせて頂きました、無農薬栽培をされている梅農家さんから頂いた素敵なポストカードなのですが、この写真一枚からでも、梅への、そしてものづくりへの深い愛情を感じました。

何気ない日常の中にこそ、大切にしたいものがありますし、その重なりが個性に繫がっていくのだと思います。

 

ものづくりに向き合う中でも、そういった思いに応えたいと常に思っておりますし、振り返ってみると私自身もずっと大切にしているものがたくさんありました笑。

2019.01.15 |鬼瓦

鬼瓦は厄よけや魔除けを意味し、瓦屋根の一番高い棟の端に据えられる装飾瓦ですが、近年の住宅ではめっぽう見かけなくなったいわゆる絶滅危惧種。

形状も様々で、ふと見つけるとじっと眺めては面白いなと思っていたのですが、本年より始まりました築100年程の古民家リノベーション計画においても立派な鬼瓦が鎮座していました。

鬼瓦を調べると奥が深く、ルーツは朝鮮半島からシルクロードをたどりギリシャへ続くといわれています。

歴史が日常の中に当たり前のようにあるのも、古民家の醍醐味のひとつですね。

この時間と共にある暮らしをどのように受け継ぐのか、じっくり検討したいと思います。

2019.01.06 |新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

年末年始は家族と共にゆっくり過ごし、心身共にリフレッシュして新年を迎える事ができました。

本年は、昨年より計画を進めております様々なプロジェクトがカタチになる予定です。

引き続き“暮らし”に真摯に向き合いながら、謙虚な気持ちを忘れず、より一層の精進を重ねていきたいと思います。

 

又、街への関わりをより深く持ちたいという思いから、元梅屋さんの建物をリノベーションし、事務所の移転に併せて小さなお店を開く予定をしております。

新たな出会いに思いを馳せると共に、自身も楽しみながら日々を過ごしていけたらと思います。

末筆ながら、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

平成31年 元旦

TSUGU DESIGN 松本 晃樹

2018.12.08 |耐震+古民家リノベーション

耐震補強を含めた古民家リノベーションの計画が続いております。

こちらは海南市にあります朱色の天井がどことなく懐かしく感じる古民家。

補強計画は古民家に適した限界耐力計算を元に行うため、1つ1つの部材のサイズ、材質、腐食が無いか等、床下、天井裏など隅々まで調査を行います。

リノベーション後はリビングになる予定の和室

​増築部分の継ぎ目を大工さんと共に確認

特に古民家の場合は、経年変化も含めて“型に当てはまらない”ことが多々あるため、事前調査においても見えない部分は部分的に解体を行わないと難しいこともあり、リノベーションの際に併せて行うケースが多いです。

その後の別件での打ち合わせの際には「何があったんですか?」とお声掛け頂く程、積年の埃との格闘となりました。

年末までにもう1案件の詳細調査と、まさに「師走」な年の瀬となりそうです。

2018.12.02 |樹齢400年の千本銀杏

紅葉もそろそろ見納め、ということで田辺市の山奥にございます宝泉寺の銀杏へ。

12月に入りましたが例年より比較的温かい影響からか、落葉もほどほどに綺麗に色付き見頃でした。

幹が複数の支幹に分かれる特異な形態はまさに“時が生み出した造形”

里山を見守り続けて来た存在に、自然と包み込まれる温かさを感じます。又、“時間のデザイン”という観点は、建築に向き合う日々において、大きな刺激を頂きました。

 

来年は新緑の頃にも見てみようと思います。

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