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2018.11.21 |表層に惑わされないように

提案や工事着工が重なると滞りがち。

そんな事情が反映されます本ブログですが、長い目でお付き合い下されば幸いです。

 

さて先日は、いつもお世話になっております構造設計者の方、そして、大工さんと紀の川市で計画中の住まいの現地調査に伺いました。こちらの住まいの大きな特徴としては、古民家の既存棟に対して、敷地高低差を活かしながら中庭をつくるように増築棟が計画され、その中庭が隣接するみかん畑に開けているという点です。

写真左側が既存棟、渡り廊下を含めた増築棟が中庭を囲む

敷地にはみかん畑が隣接する

築年数の異なるそれぞれの棟の特徴、そして中庭を活かした魅力的なプランを実現すべく複雑な構造形式を解明するため、部分解体を行いながらの調査となりました。

床下、基礎、部材の腐食具合、構造の軸組、構造金物有無、など調査内容は多岐にわたります。

又、一見問題が無いように見えても既存棟との接続部分では、雨漏りがあっためか壁の中に壁、そしてもうひとつ壁があるという状態で、これまでのリフォームが問題を隠すように重ねて行われている事が分かります。

そのため、表層的なものにとらわれずに問題の根本的な解決をどのように行うべきか、作り手とともに知恵を出し合いながら調査を進めます。

大変なことですが、長く住み継がれる住まいに生まれ変わるためには欠かせないことだと考えております。

2018.10.03 |町のお医者さん

奈良市法蓮町の戸建てリノベーションは宙に浮いた階段もなくなり、内部の解体が更に進みました。

人と同じように、建物も年を重ねると足腰が弱ってくるのですが、

(私も少しばかり実感してきました。汗。)

弱った原因を突き止めてきっちり対処、そして補強を行えば健康な状態に戻ります。

まずは、脆弱な基礎の補強と新設、加えて床下に湿度が回りやすい状態(これが大きな原因でした)ので、全面に防湿コンクリートを施工、そして、間取りを勘案した適切な位置に耐力壁を設けていきます。

 

事前の診察=設計を踏まえての工事=手術は、例えるなら町のお医者さんみたいですね。

2018.09.11 |法蓮町のリノベーション着工

奈良市法蓮町にて計画をすすめておりました戸建てリノベーション。いよいよ内部の解体が始まり本格的に工事がスタートしました。

 

昨今の台風や豪雨の被害がないか心配でしたが、現場の方々の配慮によって特段の影響が無くほっとしました。

内部もおおよそ想定通りの内容でしたが、増改築遍歴がある難易度の高い建物のため気が抜けません。まずは基礎の補強工事、そして入り組んだ構造の整理へと進みます。

 

それにしても階段が宙に浮いるのがなかなかシュールで面白いです。

ちなみに、この状態でも普通に登れます◎

(ただ、勾配がかなり急なため架け替える予定です。)

2018.08.10 |保存と再生

現在計画を進めております大阪狭山の古民家リノベーション。

120年を超える良質な古民家を可能な限り現状のまま後世へ引き継ぎ(保存)、そして、新たに住まいを構成する(再生)という要件にどのように応えるべきか、検討のため模型を作成しました。

ファサード、玄関土間、書院を可能な限り活かすためには、どのように耐震補強を行うべきか。

そして、現代的な住環境を、建物に対してどのように統合すべきか。

軸組の構成要素からつくることで、当時の棟梁の気持ちを咀嚼しながら確認していきます。

まだまだ引き続き検討は続きますが、まずはお施主様と共通イメージが持てたことは何よりでした。

2018.07.31 |絶景の敷地

和歌山県広川町のとある敷地の現地調査へ。

 

広川ビーチという駅が最寄り駅なのですが、その名に恥じない美しいビーチが広がっていました。

敷地は海に平行して幅広なため、どのスペースからも海を望む事ができ、加えて西向きのため、海原に沈む夕日も楽しめそうです。

ご相談内容は新築の別荘という事なのですが、高低差のある敷地にどういった建物が相応しいか、又、現在的な別荘のあり方、使い方も含めてじっくり検討に入ります。

2018.07.24 |集いの場

先日の古民家リノベーション事例見学会@紀の川市豊田、多くの方々にご来場頂き誠にありがとうございました。

猛暑の中での開催となりましたが、その分、古民家の風通しの良さ、軒の深さの有効性を感じたと感想を頂き、現地でしか分からない良さを少なからず実感頂けたかと思います。

又、ご近所にお住まいの方からも、BEFORE/AFTERの変化への驚きと共に、元々お住まいだった方も喜んでいるはずとお声掛け頂き、思わずぐっと来ました。

 

そして特に嬉しかったのは、近しい趣味趣向をお持ちの方が自然と集われたということもあり、世代は違えども来場者の方同士で会話が弾んでいたり、お子様をみんなが気にかけていたり、気持ちの良い空気感が生まれていたこと。

不定期になりますがまた次回、ゆるりと開催できればと思っております。

2018.06.29 |解体後確認

橿原市にて戸建て住宅のリノベーション工事が始まり解体後確認を行いました。

 

リノベーションでは工事前に可能な限り調査を行い、あらゆる事を想定しておりますが、解体後には、そうきたか!という事もございます。

今回は、いわゆる建売住宅だったためか、壁には断熱材が入っておりませんでした。

ただ、古い住まいの場合は、断熱材が入っていたとしても、内部結露などの影響により交換するケースが多いのも事実。そのため、撤去する手間が省けたとも考えられますが、それでも、、、流石に寒いですよね。

 

又、プラスの要因としては、収納が不足している2階に適度なロフトスペースができること。

(当初計画より大きくなる予定です。)

床面積の確保に加え、立体的な広がりを感じる住まいになりそうです◎

 

リノベーションでは、こういった想定外の事にも柔軟に対応していく事、そして何よりどういった状態が適切なのか正確に判断できる能力が必要になります。

 

これから、まずは筋交いや金物による構造補強、そして断熱工事へと工事は進んでいきます。

2018.06.25 |ものづくりの個性

工事着工や竣工を迎える案件が重なると滞りがち。

そんな事情が反映されます本ブログですが(反省)、先日、和歌山市にてリノベーションのプラン提案の依頼を受け、改めてのヒアリングと事前調査に向かいました。

この間、クライアントのご夫婦は、設計の依頼先をどうしようかと、当社との比較検討のため辿り着いた先が、偶然にも以前私が勤めておりましたデザイン事務所だったとの事でした。

(生憎、今回の場所では対応エリア外とのこと)

そして、更にびっくりだったのが、とある雑誌に掲載された事例を気に入って問い合わせされた、、、と見せて頂いたのが、当時私がコーディネートを担当させて頂いた作品でした。

 

やはり、ものづくりの一つ一つに、それぞれの個性が反映され、それは客観的にも伝わるんだなと改めて感じた次第です。

2018.05.15 |只今左官工事中

紀の川市にて工事中の古民家リノベーションでは、耐震補強工事を経て、いよいよ造作工事も終盤。

リビング天井材のヨシベニヤも綺麗に納まり、ようやく全体像が少し見えてきました。

こちらの室内のほぼ全てが漆喰による左官仕上げでして、その半分以上をお施主様が施工予定です。

作業はもちろん大変ですが、住まいに触れ、感じる事で、より一層の愛着へと繫がると考えております。

もちろん、私共も一緒に汗を流しております!

2018.05.11 |白浜の別荘リノベーション

軽井沢、箱根など全国の名だたる別荘地の中でも、

自然豊かで温暖な気候が楽しめると人気なのが南紀白浜。

 

その見晴らしの良い傾斜地に建つ、数寄屋風日本家屋のリノベーション計画がはじまりました。

別荘においても、やはり経年による建物の劣化、そして世代交代による使い方の変化に対応する必要があり、先日行いました複数回に渡る現地調査では、その辺りについて建物と対話するような感覚で行いました。

 

この素晴らしい景色をどのように活かすか、じっくり腰を据えて検討に入ります。

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